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一般社団法人職能研修会 様向け ご説明資料

宅建BOOST AIサービス|できること・運用設計・体制

AI導入で何が実現できるのか、どのような運用設計(3本立て)か、どのくらいの人数・行動に耐えられるのか、監視と今後の運用までを図解でご説明します。作成: 2026-06-19 / 実装・運営: 合同会社My Agent Works(MAW)。

前提(コスト方針): 本AIは Cloudflareおよび各AIの無料枠のみ で運用しています。月額固定費・従量課金は発生しません(有料のOpenAIは意図的に無効化)。無料枠を超える負荷時は、サービスを止めず自動的に簡易回答へ切替(フォールバック)します。

1. AIで何ができるのか

「人を増やさずに、よくある対応をその場で解決する(省人化)」ことが目的です。AIは合否判定・公式解答・決済判断には使わず、あくまで学習支援と一次対応に限定しています。

受験者(会員)向け — 3つの機能

① 問い合わせAIチャット

サポート画面で、料金・使い方・講習制度などのよくある質問に24時間その場で回答。FAQを根拠に答え、分からないことは問い合わせフォームへ誘導します。

② 自己採点コメント

模試・自己採点の点数や分野別正答率をもとに、励ましと次の一歩を短くコメント。点数の数値だけを扱い、個人情報は送りません。

③ AI学習アドバイス

弱点分野の傾向から「次に復習すべき項目」を提示。何から手を付けるか迷わないよう、優先順位づけを支援します。

運営(管理者)向け — 業務支援ツール(/admin/ai

使わない領域(安全のため): 合否の判定/公式解答の断定/登録実務講習の要否の最終判断/決済の可否。これらは「参考情報」または「公式窓口へ案内」に徹します。

2. 運用設計 ―「3本立て」の仕組み

1つのAIに依存せず、3段階で必ず応答できる構成です。上から順に試し、混雑・上限到達時は自動で次へ切り替わります(利用者には待たせず・止めず)。

利用者の リクエスト 入力ガード PIIマスク +制約注入 ① Gemini(3キー) キー①→②→③で自動切替 無料枠が大きい主力 会員向け(数値ベース) ② Workers AI Cloudflare内蔵AI 越境退避・PII絡みの管理用 ③ 静的フォールバック 検証済みFAQ・定型文 AIを使わず必ず応答 上限/混雑なら↓ それでも不可なら↓ 出力ガード NG表現の言換 モデル名の中和 安全な回答
図1. 3本立て(フォールバック)構成。①Gemini 3キー → ②Workers AI → ③静的、の順に自動退避。入口でPIIマスク、出口で表現を点検します。

なぜ「Geminiを3本」なのか

Geminiの無料枠はキー(プロジェクト)ごとに与えられます。別アカウント/別プロジェクトのキーを3本束ね、1本が1日の上限に達しても次のキーへ自動で切り替えることで、無料のまま実質3倍の処理量を確保しています。さらに各リクエストは「思考トークン消費ゼロ」設定で軽量化しています。

使用エンジン主な用途無料枠の目安
Google Gemini(2.5 flash-lite・3キー)会員向け回答・コメント・アドバイス合計 約3,000リクエスト/日
Cloudflare Workers AI①の退避先・問い合わせ分類(PII配慮)約10,000ニューロン/日
静的(AI不使用)検証済みFAQ・定型案内無制限(サーバー応答のみ)

3. どのくらいの人数・行動に耐えられるのか

「全員が常にAIを使う」わけではない点が重要です。学習・演習の大半はAIを呼ばず、AIは要所(質問・採点・アドバイス)でのみ動きます。

約3,000
AIリクエスト/日(無料枠合計)
約10,000
通常日のアクティブ利用者の目安
約1,500
合格発表ラッシュ時の自己採点/日
10回/日
1人あたりAI利用の上限(機能別)
利用者の行動とAI負荷(イメージ) 学習・問題演習 AIほぼ不使用(大多数) FAQチャットで質問 1問=1リクエスト 自己採点コメント 採点登録時に1回 学習アドバイス 必要時に1回
図2. AIが動くのは「質問・採点・アドバイス」の要所のみ。日常の学習・演習はサーバー側で完結し無料枠を消費しません。

体制の考え方

「省人化」の表現について: 専任担当者による常時人的サポートを約束する表現は用いていません。AIとFAQで一次対応を自動化し、必要時のみ運営が記録のうえ順次ご案内する設計です。

4. 安全性・コンプライアンス

観点仕組み
個人情報保護AIへ送る前にPIIを自動マスク(メール・電話・郵便番号・カード番号・会員ID・各種キー)。問い合わせ本文もマスク後に処理。
誇大表現の防止「合格保証」「必ず合格」「的中率」等を入口・出口の両方で検出し言い換え。景表法・特商法に配慮。
AIの正体露出防止AIが「私はGeminiです」等と名乗らないよう出力を中和し、「宅建BOOSTのサポート」として応答。
ログの最小化監視用ログはメタ情報のみ(種別・エンジン・成否・時刻)。質問本文や個人情報は保存しません。
不正利用の抑制1人あたり1日10回の利用上限+1日総量ガードで、暴走・枠の食い潰しを防止。

5. 監視機能

運営は /admin/ai の「⑤ AI利用状況」で、無料枠の余裕とサービス健全性を毎日確認できます。

AI利用(メタのみ記録) 利用状況KPI/admin/ai ⑤ 非成功率を確認超過の早期検知 運用調整キー追加/モデル切替
図3. 監視の流れ。日々の非成功率を見て、無料枠の範囲で先回りの調整を行います。

6. 今後の運用方針

まとめ: 宅建BOOSTのAIは「無料枠の範囲で、止まらず、安全に、人を増やさず」一次対応と学習支援を行う設計です。3本立てで処理量と可用性を確保し、監視で無料枠を管理、超過時も静的回答でサービスを継続します。